活字に揺られて

 久し振りに電車で小説を読みました。学生の時以来です。
 私の通っていた大学は家から遠い所でした。通学時間は何と2時間! 毎日小旅行している気分でした。その長い通学時間を利用して、小説を読むようにしていたのです。読んでいたのは主にミステリ小説。他はエッセイなどでしょうか。コナン・ドイル赤川次郎岡嶋二人シドニィ・シェルダンなどなど。エッセイはさくらももこが主です。さくらももこ師匠のエッセイはホントに最高です。そして今日、友人から『OUT』(桐野夏生)を借りました。電車の中で読みながら、昔の読書家だった自分がまた甦ってきました。メガネをクイッと上げていた時代です。
 もう秋ですからね。雨の音を聞きながら読書をするのも良いかもしれません。本棚には、買ったのにまだ読んでいない本がたくさんあります。『模倣犯』と『ハリーポッター』なんかは、早く枕から卒業したがっています。今年は秋を満喫しよう。電車に揺られながらそんなことを思いました。