思い出は重いで〜
今日は、私が小学生だった頃の話をしましょう。小学4年生の時の切ない思い出です。
父の仕事の都合で、私たち家族は茨城県から神奈川県の横浜に引っ越しました。
もちろん学校も変わり、私は転校生です。
さっそく新しい学校へ行き、クラスで紹介を受けました。
「え〜、今日からこの学校に通うことになった海人くんです。皆さん、仲良くするように」
私は「よろしくお願いします」と頭を下げました。
すると突然先生が、こんなことを言い出しました。
「では、今から海人くんの歓迎パーティを開きましょう」
クラスの皆はワァーと喜びました。これは「今日は勉強なしだぁー」のワァーです。
では、机を後ろに運びなさいと、先生からの指示が飛びます。私は隅でもじもじしながら待っていました。
そして5分後、突然先生が切れました。
「お前ら、やる気あんのかーーー!!」
予期せぬ大声で、クラス中がしーんとなりました。いえ、私は予期していました。皆お喋りしていましたし、机を片付けている人は数人で、他の人達はダラダラしていましたから。
「お前ら、集れ! ここに正座しろ!」
和やかなムードが一変です。私たちは正座させられ、2時間もお説教を聞かされました。
え? 私たち…? 私も!?
そうなんです。私まで巻き添えを食らったんです。この罪なき私まで…。
そして2時間の説教後、結局歓迎パーティはやらずにお開きです。次の日から普通に学校生活が始まりました。
一体誰が悪かったのでしょう。
歓迎パーティをすると言い出した先生? 机を後ろに運ばせた先生? ぺちゃくちゃお喋りをしていた生徒たちを、ちゃんと教育できていなかった先生? 短気な性格の先生? 先生? 先生? 先生?
先生よ、謝れーーー!!
私の切ない思い出です。