悲鳴をあげた日

 ぐっと気温が下がりました。布団から出るのが、もう辛くなっています。


 今日は朝から仕事をしていました。イラストを描く紙が大きかったので、半分に切ることにしました。定規を調整し、カッターを当てます。そして一気に切ろうとしたその時です。


「へ、へくしょんっ!」


 サクッ!


「ギャーーーーーーー!」


 クシャミの反動で、カッターの軌道が逸(そ)れたのです。カッターの刃は、定規を抑えていた指めがけて一直線でした。指を見ると、人指し指にキレイな切れ込みができています。傷は大して深くはなかったのですが、こういう不意打ちは痛いです。


 血がドクドクと流れだしました。
「ボクサーは血が出た時、アドレナリンを大量に分泌し止血をする」
 そんなことを何かの本で読んだことがあります。さっそく私もやってみました。2時間程で止まりました。ボクサーの素質があるのかもしれません。皆さんだったら無事では済まなかったことでしょう。
 くれぐれも寒い朝でのカッターには注意しましょう。では。