主婦の一言
今日、郵便局に行きました。
用事を済ませ、出ようとすると、入り口に赤ん坊の靴が片方落ちているではありませんか。
私は周りを見渡しました。
すると、郵便局の前でお喋りをしている主婦2人を見付けました。一人は赤ん坊を抱き、一人はベビーカーに乗せています。
近づくと、ベビーカーに乗せている赤ん坊の靴が片方ありません。この子だ、と思い、声をかけました。
「あのー、入り口に靴が落ちていましたよ」
すると主婦は、つぶやくようにこう言いました。
「あ、そうだそうだ、そうだった」
は?
何でしょう、このさも知っていたというような口ぶり…。
あぁ、そうだったわ。ウッカリウッカリ、みたいな。
まぁ別に靴を落としたことを知っていようが知っていまいが、この際関係ありません。
それよりも一言忘れていませんか?
私は別に「ありがとう」を言ってもらいたいのではありません。しかし、せめて「命の恩人です」ぐらいあってもいいでしょう。
ゆとり教育の歪みがここにも表れていましたよ。