一生懸命と一所懸命

 一生懸命と一所懸命、違いが分かりますか?
 実は「一所懸命」の方が正確な使い方で、一生懸命は一所懸命が変化したものなのです。
 そもそも一所懸命とは、昔、ある人が1ヶ所の領地をめぐって、命がけでその土地を守ったことから由来しています。


 世間では「一生懸命」の方が馴染んでいますよね。
 しかし私は「一所懸命」の方を使っています。
 これは、「ふふん、私は正確な言葉の方を使っていますよ」という嫌味な理由ではなくて、言葉の雰囲気で使っているのです。


一生懸命」というと、生涯ずっと全力で頑張らなければならない感じがしませんか? いやいや、人生は長いですよ。休みましょうよ。
 頑張る時は頑張る。休む時は休む。減り張りが大事だと思うのです。


 ということで、私が使うのは「一所懸命」。
 全力で頑張りますよ。時々ね。