おいしい話

「皆さん、内緒ですよ。
 ローソンって、実はメロンパンのおいしいお店なんです」


 ローソンのこのキャッチフレーズにつられて買ってきちゃいました。
 良いキャッチフレーズですよね。
 へぇ〜、メロンパンのおいしいお店。それはちょっと買ってみたい。自然に思ってしまいます。


 食べてみるとなるほど、これはおいしい。
 そんな訳で、最近の昼食はずっとメロンパンです。


 ところで”メロンパン”って不思議ですよね。
 あれは形だけでメロンと名乗っているんですよね?
 原材料を見ても、メロンの味どころか香料すら入ってなかったですから。色もメロンパンという知識がなければメロンと思えません。
 よくよく考えると、形もメロンじゃない気がしてきました。あの模様がメロンの表面?
 う〜ん、見えなくなくもない、なんて言えないよぜったい、という感じです…。


「あぁメロンパン、あなたは何故メロンパンなの?」
「あぁジュリエット。それは、僕がこの世で一番おいしいパンだからさ」
「メロンには触れないのね」
「あぁジュリエット」
「あぁメロンパン」