この箸、渡るべからず?
先日、高級そうな和食のお店に行きました。仕事でお世話になっている方が、夕食をご馳走してくれるというのです。
集まったのはその会社の社長さんとお世話になっている方、それとフォトグラファーの方、私の4人でした。
お店の雰囲気がとても上品で、思わず緊張する貧乏人・海人。
席へ着くと、お店の人がお盆を持ってきました。そしてそれを私たちに見せてくれました。
…いやいや、お盆を見せられても、などと思っていると、
「お選び下さい」
(え?)
よく見ると、お盆の上にお箸が乗っていました。上品なお箸が何種類も。
あ〜、なるほど。気に入ったお箸を使えということですね。なかなか面白い趣向です。
私は別にどれでも良かったので、ウチにあるのとそっくりなお箸を選びました。
美味しい食事も終わり、帰る時間となりました。
皆が席を立とうとすると、店員が近づいてきてこう言いました。
「お箸はお土産にどうぞお持ち帰り下さい」
それを先に言ってくれーーー! ウチのに似ている箸を選んじゃったじゃないかー!
しかも似ていると言ったウチの箸は、よりによって100円ショップの箸…。
貰ってきた高級箸を家で使っていますが、どうも100円ショップの箸にしか見えません(気持ちちょっと上品)。
貧乏人は、何かと損するようにできているのでしょうか。ちょっと悲しくなりました…。