私のお受験 2

<昨日のつづき>


 あぁっ!!
 ごごごごご合格している…。
 番号を5回くらい確認しました。間違いないです。合格しています。
 真っ先に心の中で叫んだ言葉が、
 何故に!?
 でした。
 英語だけの点数で合格するものなんでしょうか。ぐむ〜。そんなはずはないですよね〜。
 まぁ考えられる妥当な理由としては、
・試験官の採点ミス。
・受験番号の表記ミス。
・私が番号を逆さに読んでいた。(例えば「0619」だと思っていたが、実は「6190」だった)
・見に行く大学を間違えていた。ついでに言うと、女子大の発表を見に行っていた。
・私が隣の人の名前を、隣の人が私の名前を間違えて書いてしまった。
・前日に、黄金色(こがねいろ)のモナカを渡したのが効いた。
・逆の意味での合格だった。


 どんな理由でも合格は合格です。とりあえず親に報告を。公衆電話に行くと、すでに5人くらいが並んでいました。合格しているので気が楽です。鼻歌まじりで待ちました。
 私の番が来ました。自宅にかけ、親が出るのを待っていると、後ろ方から女性のすすり泣く声が…。私のすぐ後ろの女性でした。泣いています。明らかに悲しい涙。落ちてしまったようです。
 …う〜ん、「合格した」って言いづらい雰囲気です。
 だって、泣いているということはですよ、一所懸命に勉強して頑張って、それなのに落っこちてしまった。だから悔しい、ということですよね。
 改めて思います。ナゼ私、受かったのでしょう? すんごい申し訳ないです…。
 親が電話に出たので、小声で「受かった」と残し、そそくさと電話を切りました。受話器の向こうで「え? え?」と信じられないと言うように聞き返していましたが、知ったこっちゃないです。すぐにその場を立ち去りました。


 いや〜、未だに信じられませんね。受かったことが。
 しかしまぁこの日記で、かなり多くの受験生に勇気を与えることができたのではないでしょうか。
 受験生の皆さん、体調だけは気を付けて、当日、頑張って下さい。


 エイ、エイ、ニョーー!