ラーメンレポ3

 予想より早く第3弾を迎えてしまった、ラーメンレポート。
 きっかけはバイエルン氏のこんな一言から。
「横浜のラーメン博物館ってのにも行ってみたいね」
 横浜といえばiwan-bow君である。さっそく電話してみると、「行こう。しかもこの正月休み中に行こう」と二つ返事。あれよあれよという間に当日となった。


 新横浜にある「ラーメン博物館」。ホームページを見ると、かなり凝っている。
ラーメン博物館
 まぁただのWeb用のイメージデザインだろうと思っていたら、何と実物もこんな感じであった。「昔の昭和」風。私には懐かしいを通り越して知らない世界だったが、雰囲気はまぁまぁ良いと思った。
 そして人が多かった。これはかなり予想外。ほとんどの店が10〜30分の行列になっていた。


 
 
  
 


 写りが悪くて失礼。デジカメを持っていけば良かった。
 いやいや、そんなことよりラーメンだ。
 今回は休憩無しで3〜4軒回ろうと決めた。前回も前々回もたった1杯で満腹になった男が何を言っているのかと思うだろうが、今回は違う。”ミニラーメン”があることに気付いたのだ。


 我々が最初に並んだのは「こむらさき」。元祖熊本ラーメン、らしい。
 我々はさっそくミニラーメン(食券)を購入。どのくらい小さいのだろうと不安だったが、思っていたより大きくて安心した。普通のよりひと回り小さいくらい。
 食べると、なかなか美味しい。スープ、麺、具、全てが平均以上の美味しさだった。バイエルン氏も「懐かしい味」との評価。しかし、均等に美味しいがために、何か印象の薄い感じを受けた。


「こむらさき」 7点(10点満点中)


 次は、写真で一番美味しそうに見えた「赤湯からみそラーメン 龍上海本店」。ラーメンの真ん中に真っ赤なからみそがトッピングされており、これがまた食欲をそそる。
 さすがに皆考えることは同じのようだ。30分の大行列が出来ていた。
 待っている間に見付けた昭和を臭わせる札。
 
 エレヴェーター。
 そんなのはどうでも良い。ラーメンだ、ラーメン。注文したのは”ミニからみそラーメン”。
 ラーメンが来ると、店員が一言。
「からみそを少しずつ溶かしながらお食べ下さい」
 ほぅほぅ。言われた通り少し溶かし麺をすすると、うまいっ! からみそよりもまず麺のうまさに感動した。自家製の麺らしい。
 そしてスープもうまい。ピリッと辛さが効いていて、みその風味も良い。これは美味しい。
 そんな私とは裏腹に、隣ではiwan-bow君が悶え苦しんでいた。
「ぐはっ!」
「ん? どうした?」
「こいつは辛すぎだ…!」
「え? ちょうど良い辛さだけど?」
「いや、その色はまだ全部溶けていないよ。赤いの全部溶かしてみ」
「どれ…」
 ズズッ。
「ぐはっ!」
「だろ?」
「味が分からなくなるほど辛いな」
「少しずつ混ぜようと思っていたのに、こいつら自由気ままに溶けやがる。くそぅ」
「からみそはもうちょっと少なくて良いね」
 しかし美味しいのには変わりないので、


「赤湯からみそラーメン 龍上海本店」 8.5点(10点満点中)


 3軒目は「ふくちゃんラーメン」。結構並んでいたが、口の中のヒリヒリを直す必要があったため、逆にありがたかった。
 そしてミニラーメンはさすがだと思った。普通に3軒目でも苦にならない。
 ここの麺がまた美味しかった。細麺で、触感がとても良い。
 しかしチャーシューがかなりしょっぱかった。スープも少ししょっぱい。残念。


「ふくちゃんラーメン」 6点(10点満点中)


 ここで3人は「もうそろそろいいか」という空気をかもしだしていた。2時から食べ始め、もう4時30分になっていた。一応まだ食べられるが、3軒も食べたし、今回の所は見逃してやるかという感じである。


 ラーメン博物館、近い人は一度行ってみたらどうだろう。ただし、入場料300円を取られるが(納得いかん。せめて100円にして欲しい)。