どんど晴れさくら

 父が毎日朝ドラを録画して夕食時に見ている。なので私もつられて見ているのだが、『どんど晴れ』ははっきり言ってつまらない。昨日までの展開、2、3話にまとめてちょうど良い。冒頭で旅館で働くと説明したのだから、ケーキ屋でノロノロとしないで欲しかった。最初の話でグワーといってババーンとなってそれでドドーンと仲居になれば良かった気がする。
 こんな調子じゃ、夏美の父(大杉蓮)も大したドラマもなく柾樹(夏美の婚約者)と仲直りするんだろうな、と思ったら本当に大したドラマもなく仲直りした。
 あと、ドラマ中に変な効果音が入る。え〜!? っていうくらいわざとらしい効果音。何だろうかあれは。ヒドい。
 それと東幹久の役どころが分からない。三枚目役? しかし見ている限りそうでもなさそうだ。あの蝶ネクタイが混乱の原因と思われる。


 今日のはちょっと内容がある話だった。子供が行方不明になる話。
 しかし子供がいなくて心配しているいる時に、あの仲居頭の発言は無い。


「もしかしたら神隠しじゃないですかね? 今日みたいに風の強い日は、山から天狗が舞い降りて子供をさらうって」


 こんな時にそんなことを言うヤツは、そいつが犯人だ。
 父も「何を言っているんだ…」みたいなことを言っていて、「クビにしろ」まで言っていた。まぁ同感。


どんど晴れ』とは「めでたしめでたし」という意味らしい。めでたしめでたしね。『さよなら 小津先生』と同じくらい最終回が予想できるタイトルだ。
 もっと色々と予想を裏切って欲しい。柾樹が浮気で大忙しとか、大杉蓮が「オレも女将になる!」とか、夏美が死んじゃって、でもボクたちの心の中にずっと生き続けているよ、とか、雛形あきこが水着でポロリとか。
 このままでは普通に進んでしまうぞ。気をつけろ。


 NHK衛星第二では、その後に『さくら』(再放送)をやっている。
 こちらはものすごく面白い。『どんど晴れ』がチンタラやっている間に、もういくつ話が展開されただろうか。しかも毎回笑える。


 やはりテンポが良くないと見る気が起きない。15分ずつなんだし。
 応援の意味も込めて、今後の『どんど晴れ』に期待したい。