世界柔道1日目

 スポーツは、結果を知ってしまったら面白くない。これは周知の事実。何が起こるか分からないから面白いのだ。


 


 今日の夕刊に飛び込んできたのは、右のいらない「NEWSLINE」。ご丁寧にも写真付きと来ている。泣いたね。テレビで夜やるのに。
 本当に懇願する。スポーツの記事は大事に扱って欲しい。結果だけを知りたい奴なんて、実際スポーツに関心は無いんだ。頼むからスポーツを愛する者の身になって記事を書いて欲しい。前もサッカーで同じ事があった。若者を新聞離れさせたいというのであれば、それは大成功だと言って良いだろう。しかし、もしそうでないならすぐに改善して欲しい。
 色々書きようがあるではないか。


世界柔道、最新ニュース!
・柔道世界選手権、注目の井上康生、結果は!?
鈴木桂治に何が!?
・CMのあと、衝撃の結末が!
 読者に興味をわかせて新聞を読ませる。これが、活字離れの現代に必要な、新聞のこれからの姿ではないのだろうか。スポーツ結果の下品な羅列、反吐が出る。


 さぁ、その世界柔道だが、やはり話題は疑惑の判定へ。井上康生のは、スローで見ると、あの判定は合っていそうだ。問題は鈴木桂治の試合。スローで見なくてもあれは一本。間違いない。何故ちゃんとVTRを見て判断しないのか。相撲はちゃんとビデオ判定を取り入れているのに。分からんな。
 試合場で一人残っている鈴木桂治に、他の国の観客まで拍手をくれたのは嬉しかった。もっと審判の質の向上を!


 塚田真希は無敵トウブンを完璧に封じ込めており、あとは攻めるだけだったのだが…。
 中沢さえ*1は最後の最後で守ってしまった。最後までがむしゃら柔道を続けていれば…。
 でも二人とも銀メダル、おめでとう。明日も楽しみ。夕刊は見ないぞ。

*1:中沢さえって、「待て」がかかってから退くの遅いよね。相手に乗っかっている時間が長くてハラハラする。決勝戦でも、相手が「早く退けよ」みたいに振り払っていたし。直してもらいたい。