ジャッキー・チェン

『ツインドラゴン』を借りて来た。


 ツイン・ドラゴン [DVD]


 かなり昔に観た映画で、”面白かった”という印象は残っていたが、これほどまでとは思わなかった。面白すぎ。ジャッキーの格闘アクションは本当にすげぇの一言(格闘ではないが、『ポリスストーリー』の縦列駐車は秀逸)。


 いつも私が語ることは、相手が棒で襲って来た時の戦い。ジャッキーは丸腰なのだが、気付くともう相手の棒を奪っている。そしてここからがスゴい。その奪った武器で攻撃し、相手は防御して武器を掴む。ここで普通ならその武器の取り合いになるのだが、ジャッキーは違う。すぐに武器を手放し素手で相手のボディーを連打(相手は両手で武器を掴んでいるため防御不能)。打たれて手がゆるんだ隙に、再び武器を奪ってトドメの一発。ここまで1秒間。
 何がスゴいって、発想がスゴい。武器を持ったら離したくないのが心情なのに、あえて手放し、それによって見事に2、3への攻撃として繋がらせているのだ。
 このスゴさを色々な友人に熱く語るのだが、いつも何故だか反応が薄い。何故だろう、こんなにスゴいのに。まぁ百聞は一見にしかず。観れば分かる。とにかく観て。
 オススメは『ツインドラゴン』『酔拳2』『ポリスストーリー』。面白いから。