すみません、気持ちだけで

 朝起きて、「寒い寒い」とコタツに入り、テレビをつけました。
 画面に映っているのは、地震で被害を受けた被災地の方々でした。そしてアナウンサーが言っております。
「ここでは暖房器具もなく、みんな寒い思いをしております」
 コタツでぬくぬくとしている自分がとても恥ずかしくなりました。私はいてもたってもいられなくなり、すぐにふとんに戻って2度寝しました。


 そんな私がひとこと言いたいのは、募金箱のことです。テレビで、被災地に食糧が足りない、着るものが足りないということを聞くと、何とかしたい気持ちでいっぱいになります。食糧をそのまま送る訳にもいかないので、方法は募金ということになるでしょう。しかし、どこへ募金をすれば良いのか分かりません。
 普段から、私は怪しげな募金箱には募金しないのです。本当にこのお金が被災地に着くのか? 金欲しさに誰かが勝手に設置したのではないのか? と、いらぬ詮索をしてしまいます(頭がキレるというのも考えものです)。
 直接被災地に送っても良いのですが、住所が分かりません。それに、10円の募金で50円切手を使うのもどうかと思います。
 募金箱に何か確実に届くという証明が欲しいのです。「国が認定した募金箱」というような刻印を押してほしいのです。


 こうなったら、最後の手段は小泉首相に直接渡すしかありません。
 しかし、それにはまず、国会議事堂に潜入しなければなりません。潜入したら、贈賄罪を繰り返している議員たちをなぎ倒し、SPをやっつけ、金塊を奪わなければなりません。とても困難です。


 被災地の皆さん、もう少しお待ち頂けますか?