地震マニュアル

 来る来ると言われている関東大震災。新潟の被災地の状況を見ていると、とても恐ろしくなります。
 自然の前では人間の力など無力です。しかし諦めたくはありません。被害を最小限に抑えることぐらい努力をしましょう。


 災害時で一番危険なのはパニックに陥ることです。そうならないためにも、前もって心の準備をしておく必要があります。
 地震が起きた時の対処法、しっかりと頭に入れておきましょう。


地震が起きたら
(1)すぐに机などの下へ身を隠し、座布団などで頭を守って下さい。
(2)次に火の始末をして下さい。地震は、二次災害の火事がとても怖いのです。ストーブやコンロを確認して下さい。ガスの元栓も締めて下さい。
(3)ドアや窓を開けて、出口を確保しましょう。家が歪むと、開かなくなる恐れがあるのです。この時、ガラスの破片に注意しましょう。スリッパなどを履くと良いです。
(4)地震がおさまっても、安心してはいけません。まだ余震が何度も続きます。すぐに安全な場所(指定の避難場所等)へ歩いて避難して下さい。
(5)外では、ブロック塀、自動販売機、石垣、崖、川べりから離れて歩きましょう。
(6)車を運転していたら、急停車せず、ハンドルをしっかり握り、徐々に速度を落とし道路の左側に停車しましょう。停車したらエンジンを止め、ラジオで情報を聞いてください。


・持ち出すモノを用意
 すぐに避難できるように、「非常持ち出し品」を用意しておきましょう。保管場所は、一箇所だけではなく、分散(室内・庭・車のトランクなど)しておいた方が良いでしょう。


・持ち出すモノ
(1)貴重品:印鑑・預金通帳・健康保険証・現金など
(2)非常食:乾パン・チョコレート・ミネラルウォーター
(3)医薬品:常備薬・バンソウコウ・包帯・傷薬・目薬など
(4)その他:衣類、携帯ラジオ、懐中電燈(予備電池も用意)、ローソク、マッチ、ライター


 これだけ用意できれば、ひとまず安心でしょう。
 持ち出すモノはなるべく軽くした方が良いです。まぁ、非常時になると多少重くても問題ないようです。普段では絶対に持ち上げることの出来ない”タンス”などを持ち出す人がいるらしいので。よく聞く火事場のクソ力というやつです。
 しかし、いくら重いモノを持てると言っても、考えて持ち出しましょう。オレはこれなしじゃ生きられない! と言って、テレビを運び出しても意味がありませんから。切り捨てるものは切り捨てましょう。親の期待なんかはすぐに捨てて下さい。ほら、軽くなったでしょう。


 持ち出すモノは定期的に点検するようにしましょう。表を作り、チェックをしていくと良いです。
 うん、貴重品はちゃんとある。薬や包帯、衣類にラジオ、うん、ちゃんとある。水は腐ってないかな? ゴクゴクゴク。うん大丈夫。乾パンは、うんおいしい。チョコレートは、うん、やめられない止まらない。


 皆さん、生き延びましょうね。