連想したもの
「武田鉄也」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
「金八先生」。この答えが多いと思います。新シリーズも始まりましたし。
しかし私が思い浮かべるのは違います。私にとっての「武田鉄也」は、「ドラえもん」なのです。
金八先生を見始めたのは中学の時でした。ドラえもんはもう小学校の頃から見ています。ドラえもんの方が歴史が長いのです。
それでは、なぜ武田鉄也と聞いてドラえもんを連想するのか。
知っている人もいるかもしれません。ドラえもんの映画(藤子・F・不二雄 生前作品)で使われている曲は、全て武田鉄也が作詩をしているのです。それが、とてもきれいで優しい詩なのです。純粋な私の心にビンビンと響きました。
曲もまた素晴しく、私はCDが欲しくなりました。
しかし、いくら探してもありません。CDショップ、レンタル店など探しましたが、やはりありませんでした。
高校、大学と進学する頃には、そんな事はもうすっかり忘れていました。
それが先日、レンタル店に行くと、ドラえもんの映画の主題歌が入っているCDが置いてあったのです。
運命的な出会いでした!
ドラえもんの映画が25周年ということで、CDが出たらしいのです。探してもなかったはずです。最近になってやっと出たのですから。
私はすぐに借りました。
やはり良いです。詩も曲も、思わずじーんと来てしまいます。アニメの曲と言ってバカにしてはいけません。良いものは良いのです。
私は藤子・F・不二雄が亡くなってからの映画は観ていないので、曲も武田鉄也が作詩をしているのしか聴きませんでした。
聴き終わって、あれ? と思いました。
もう終わり?
何だか少ない気がするのです。
嫌な予感がして確認してみると、いくつも曲が抜けているのです。とくに聴きたかった『のび太と雲の王国』の主題歌まで抜けているのです。
なぜこんな中途半端なことをするんでしょう。意味が分かりません。意図が分かりません。せっかく求めていたCDが手に入ったと思ったのに、ガッカリです。藤子・F・不二雄先生がいなくなると、こうも堕落してしまうものなのでしょうか?
こんな時、ドラえもんがいてくれればいいですよね。
タケコプターを出してもらって、このCDを作った人の頭にジョリジョリッ〜って出来ますから。
悔しいです。
ちなみに好きな曲は、「ポケットの中に」「だからみんなで」「少年期」「雲がゆくのは」です。
詩も曲も、もちろん映画も素晴しいです。
だから私はこれからも、武田鉄也=ドラえもんです。