う〜ん…の訳
遅くなりましたが、『ハウルの動く城』の感想を書きたいと思います。
内容に触れるので、まだ観ていない方はご遠慮下さい。完璧なネタバレです。
さて、映像がキレイなのは前の日記にも記述した通りです。
今回は内容の方を。
映画では疑問がたくさん残るという印象でした。原作を読んでいないので…。
ということで、映画だけの感想です。ご了承下さい。
キャラクターひとりひとり感想を言っていこうと思います。
・「ハウル」
動く城の主、ハウル。最初キムタクと聞いて、「あらら、やっちゃった…」と思いました。私が常々「ライバル」と意識しているためか、キムタクはあまり好きではないのです。
これはどうなることやら、といらぬ心配をしておりましたが、本当にいらぬ心配でした。
あまり気にならないというより、キムタクの声に聞こえませんでした。ホッと一安心です。
あと髪の毛の色が変わった時、あまりのキャラの変わり様にビックリしました。さっきまではあんなにクールだったのに…。
・「ソフィ」
声は倍賞千恵子さんです。魔法をかけられておばあさんになった時の声は普通でした。でも、魔法をかけられる前のソフィーは18才。最初、若いのにちょっと老けている声で違和感がありました。だんだん馴染んできましたけど。
あと、結局魔法は解けなかったのでしょうか? これがモヤモヤしてます。『魔女の宅急便』のジジが、最後に「ニャー」と鳴いて、そこは何か喋れよ! というぐらいモヤモヤしてます。スッキリとさせて下さい!
・「街の兵隊」
「こねずみちゃん」というナンパ方法に、開いた口が塞がらなかったのは私だけではなかったはず。
・「カルシファー」
声が良かったですね〜。非常に良いです。声優が我修院達也さんだという事が未だに信じられません。あの顔からあの声が…。
カルシファー、名前の響きも良いですね。
・「マルクル」
変装がいいですね。子供が年寄りの真似をする可笑しさ。微笑ましいです。
・「荒地の魔女」
魔力を吸い取られ、すごいばあさんになってからのキャラがよく分かりません。
本当にボケているのか、ボケているフリをしているのか。最後、ハウルの心臓(カルシファー)を奪おうとしていたのですが、動機がよく分かりません。魔力が戻る訳でもなさそうですし。魔力がまだある頃なら独占欲みたいなもので欲しいというのも分かります。でも、もうヨボヨボのおばあさんなんですよねぇ。う〜む。
美輪明宏さんの声は貫禄がありましたね〜。本物もすんごい魔力を持っていそうです。
・「サリマン」
一番謎のキャラでした。まず戦争がどことどこの戦争だか分かりません。何となくサリマンが仕掛けている印象を受けました。そして最後のセリフがひどかったです。
「ハッピーエンドって言うことね。ではこのバカげた戦争を終わりにしましょうか」
何とも軽いセリフ。よく分かりません。悪者かどうかも分かりません。でも何となく、「ははは、見ろ、人がゴミのようだ」というセリフを吐きそうな人種な気がします。
・「ヒン」
サマリンの犬です。クシャミのような鳴き方をするのですが、声優が原田大二郎さん。セリフは皆無です。鳴き声だけ。別に芸能人じゃなくても良いような…。
こういう時こそ、本職の声優さんを使ってあげて下さいな。
・「カブ」
う〜む、最後の正体…。あっけに取られてしまいました。
あれ? 途中に一言でも「隣の国の王子が行方不明」などのセリフがあったっけな? と思ってしまいました。
そんな突然出てきたポッと出のキャラにも拘わらず、大胆にも「ソフィー、君が好きだ」などといういきなりの告白。
そんな無法者には、ソフィーとハウルの無視攻撃が待っています。
まぁ、そんなこんなでたくさん疑問点があった映画でした。他のサイトの意見を見てみたら、みんな口を揃えて言ってました。
「原作を読んだら分かるのかなぁ?」
原作を読んだ方、分かったかどうかお知らせ頂けませんか?