赤か青か

 全国高校サッカー選手権大会、ついに決着!
 決勝戦鹿児島実業vs市立船橋でした。


 前半はやや鹿実ペースだったものの、どちらも互角という感じでした。
 勝負は後半に待っていました。
 後半10分、市船、左サイドからのFK。薬袋選手がクロスボールを上げ、ファーサイドで待ち構えていた渡邉広大選手がトラップ。準決勝で星稜の同点ゴールを思わせるような同じシチュエーションのシュート! しかし、相手GKに弾かれゴールならず。
 先に監督が動いたのが鹿実でした。15分に大脇選手を投入。
 すると市船も負けじと20分にスピードスター白山選手を投入。
 白山選手が入ったことで、逆に鹿実の方に火がつきました。そこから鹿実の怒濤の攻め! 攻め! 攻め!
 その流れを打開すべく、市船が本山選手を投入。
 一時市船にも決定的なチャンスが到来しますが、得点なりません。
 それ以降も鹿実の攻めが続きます。いつゴールが出てもおかしくないようなプレーが続出しました。
 しかしゴールが割れず90分終了。延長です。


 延長戦は気力を振り絞り、一進一退の攻防でした。それを20分間両校とも耐え抜き、ついにPK戦へ。
 どちらも危なげなく2本とも成功。
 そして市船3本目のPKでした。谷津選手、得意のゴール右隅を狙いましたが、GK片渕選手がそれを読み、横っ飛びでスーパーセーブ。これで流れが鹿実へ。
 市船は4本目も外し、鹿実の運命の一人。これで決まれば優勝です。
 キッカーは渡邊選手。とても自信に満ちている様に見えました。
 そして何と、渡邊選手はゴール正面にシュート。それが見事にネットを突き刺し、鹿実が悲願の単独優勝!!


 いや〜、良かったです。緊張感もあり、実に見応えのある試合でした。
 監督のインタビューで、涙ぐみながら「何にも言えない」という言葉も良かったです。
 素晴しい試合を見ました。気持ち良いです。
 日テレが番組中に謝罪の一言も無かった。こんな事すら忘れてしまいそうです。
 サッカーは素晴しいですね。