それがあった

 ある本を探していた。14年も前に出版されていた本で、古くてどこも売っていない。Amazonで調べてみたら、中古では売っていた。定価1,800円の本が、1万円で。ぼったくりも良いところだ。ダメ元で出版社に直接聞いてみた。解答は、やはり無いとのこと。しかし、この一言が私を救った。
「こちらには無いのですが、そうですね、あるとすれば、図書館とか…」
 おぉ! 図書館! 忘れていた! しかもそれならばタダで読める! ネットで調べてみると、あるある。ありがたや〜。すぐに近くの図書館へ行き、借りてきた。しかも貸し出し期間2週間。図書館良いね−、伸びるよー。


 本の方は、私が思っていたより数倍良いものだった。丁寧で非常に分かりやすい内容。こりゃ1万円にもなるわ(買わないけど)。
 ついでに読書でもしようと落語の本を借りて来た。まだ全部読んではいないが、「千両蜜柑」「半分垢」が面白かった。


 贅沢を言えば、もっと大きな図書館であってほしかった。江戸川区に住んでいた時は、かなり大きな図書館があって重宝していた。しかしこっちの図書館は、近くと言っても一駅離れているし、大きくもない。しかもおっさんだらけだ。清楚でメガネな女学生はどこにもいない。なんてこったい。


 まぁでも図書館の存在を思い出したのは収穫だった。皆さんもこの夏ぜひ。