声上げた

 近年稀に見る良い試合だった。昨日深夜にやっていたサッカー・日本対スイス戦。スイスは強豪だ。前半ポンポンと2点を取られ、やはり強ぇと落胆した。日本の攻撃は、全力で攻めているのに差がありすぎて、ボールは回せてもシュートまでいけていない、そんな印象だった。スイスの方も、日本がぐだぐだと攻撃をしているので攻められないという感じ。前半の見所は、最初の2点のみだった。
 後半、もう2-0なので、必然と応援も消極的になる。「強豪相手にどこまで健闘出来るのか」「1つでも多く良い攻撃が出来れば」「何か収穫があればそれで」「参加する事に意義があるんだ」「怪我だけはしないように」「負けるが勝ちだよ」「帰るまでが試合だから」
 しかしだ、スポーツはリズム。後半の日本は前半とは全く違っていた。活き活きしている。リズムが良い。松井大輔選手もいる。ということで、何と、2-0から3点を取り返し、まさかの逆転! 思わず声上げた。
 その後すぐにコーナーキックから押し込まれ、同点にされる。残り10分。もう両者同点で終わろうなんて微塵も思ってはいない。攻撃、攻撃、攻撃。執念を感じた。
 ロスタイム(2分)に入っても、両者まだまだ攻撃の手(足?)を緩めない。そして、1分が過ぎた辺りで日本にチャンス到来! ペナルティエリア内中央で中村(憲)選手がパスを受ける。すかさずシュート! が、キーパーに弾かれる。そのこぼれ球を、矢野選手が体勢を崩しながらボレーシュート。ボールは真っすぐと、吸い込まれるようにゴールの中へ!
 うぉおおぉぉおぉぉぉ! 大・逆・転・ゴーーーーーーーーーーーール! 


 興奮も興奮、良い試合だった。全員機能していたし、交代選手も点を取った。本当に良い試合だった。また次もこんな試合をお願いしたい。