柔道とは

 日本の国技であるから、簡単なルールくらいは知っておいて欲しい(国際ルールで説明)。相手をエイヤッと勢い良く投げて、背中を畳につかせれば「一本」。この「一本」を取れば勝ちだ。う〜ん、あとちょっとで「一本」だったんだけど…、惜しいなぁ〜。というような時は「技あり」。この「技あり」は、2個取ると「合わせて一本」となり、勝利となる。技あり…、いや、そこまでいかないか〜、は「有効」。ん〜、一応相手を倒したけど、まぁちょっとしたポイントくらいあげても良いかな、という時は「効果」。この「有効」と「効果」は、何百個取っても「技あり」や「一本」になることはない。時間切れの時に勝敗を決める材料となるだけのものだ。
 寝技もある。相手の背中が畳に付いた状態で押さえ込みをすると、カウント開始。押さえ込みが解けるまでを一つの技と見なし、ポイントは解けるまでの秒数で決まる。10秒押さえ込むと「効果」。15秒押さえ込むと「有効」。20秒押さえ込むと「技あり」。25秒で「一本」。試合終了。関節技の場合は、関節をギュイーンして相手が「イタタタタ、まいった!」という意思表示をすると、「一本」となり勝利。相手を絞め技で気絶させても「一本」。
 禁止事項は、試合中に治療(テーピングを巻くなど)をしては駄目で、もしすると失格となる。投げるのは大いに結構だが、さじを投げてはいけない。蹴りやパンチなど打撃は禁止。もちろん武器も駄目。女子は中にTシャツを着ること(個人的には着なくて結構。あほか! 重量級は着とけ!)。男子はブラジャー禁止。寝技をヤラしい目で見るの禁止。


 柔道を見たことがない人は、是非今度のオリンピックで見て欲しい。絶対に面白いから。技が決まった時は芸術を感じると思う。
 それよりも先に「YAWARA!」「帯をギュッとね!」「柔道部物語」のどれかを読んで、予習をするように。これを読むだけで柔道が10倍楽しく見られる。


 Yawara! (1) (ビッグコミックス) 帯をギュッとね!―New wave judo comic (1) (少年サンデーコミックス) 柔道部物語(1) (講談社漫画文庫)




 先日の世界柔道の結果、表にしてみた。男子は寂しいなぁ。