タバコ

 未成年者の喫煙防止を目的として7月1日から全国で導入された成人識別ICカードtaspo(タスポ)」。申請に顔写真や身分証が必要になるなど、手間もあってか、全国普及率はおよそ25%に留まっているという。
 そこで、誰が考えたか知らないが、「タスポが無くても買える自販機」というものを作ってしまった。カメラに写った顔を認識し、成人と認められれば買うことができる。怪しかったら身分証明書を入れさせ、認識するというシステム。
 いやいや、そんな自販機を作ってしまったら、タスポが余計に普及しないではないか。タスポで行くと決めたのなら足並みをそろえないと。中にはこれを機にやめようとしていた人もいたかもしれないのに、何か試行錯誤して吸わせようとしている気がする。
 大体、その自販機も、ポスターとかの写真をカメラに映すと、買えてしまうらしい。今は改良して”瞬き”をさせるよう指示があったりするらしいのだが、こんな感じで作れば買えてしまいそうだ。


 こんな感じ


 しかしまぁここまでして買おうとは思わないだろう。やめるなら今かもしれない。トドメでタバコが1,000円になったら、かなりの人がやめるはず。やめちゃえやめちゃえ。


 こんな話がある。


「煙草吸ってもよろしいですか?」
「どうぞ。ところで一日に何本くらいお吸いに?」
「ふた箱くらいですね」
「喫煙年数はどれくらいですか?」
「30年くらいですね」
「なるほど。あそこにベンツが停まってますね」
「停まってますね」
「もしあなたが煙草を吸わなければ、あれくらい買えたんですよ」
「あれは私のベンツです」
 何が言いたいかと言うと、「バコは、いすぎると、ックリ逝きますよ」ってこと。